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成長戦略

1. 得意分野における事業強化

― 国内主力市場における市場開拓の積極化
 弊社主力製品「採血管準備装置」において、弊社では従来「ベッド数200床以上の病院」を主力市場としてきました。しかし今後は、同分野におけるより一層の事業強化を目指し、次のターゲット市場として「検査センター」「検診センター」「治験実施機関」等の医療施設を新たに視野に入れた市場開拓を推進していきます。

2. 病院マーケット深耕

― 採血管準備装置の汎用シリーズ開発による中規模病院への拡販
 病院の電子カルテ化が進行しつつある中、当社独自の「採血管準備装置」システムへの関心がますます高まっています。
 そこで、弊社では、中規模クラス(ベッド数50〜200床)の病院からの要請にも対応するために、導入コストを抑えられる小型の「採血管準備装置」の積極的な拡販を推進しています。
 今後、汎用シリーズの品揃え強化により、病院マーケットの深耕を図り、採血管準備装置の市場占有率の更なる向上を目指します。

3. 新たな市場ニーズへの対応

― 新しいコンセプトに基づく製品開発によるPOCT分野への進出
 現在、ベッドサイドでの治療の重要性が高まる中、簡易検査「POCT」(Point of Care Testing)が定着しつつあります。弊社でも「ハンディ型血液ガス分析装置」など、小型・軽量化した装置を開発し、POCT分野への進出を図っています。
 POCT分野に対応した製品は、安価性などの導入のしやすさから、中小病院を含むあらゆる医療施設がターゲットとなります。
 今後、弊社はITとの融合による健康管理、遠隔医療、高齢者向けの在宅医療などへの対応を考慮した研究開発と販売政策により、幅広い市場への拡販を目指します。

4. 事業のグローバル化を推進

― グローバルシェア拡大と社内体制の強化
 医療分野における国際協調路線の進展に伴い、医療機器市場の国際化も進行しています。こうした環境の中、弊社は今後のグローバル市場におけるシェアの拡大を目指し、国際的な販売網の確立と、国際的に通用する人材教育をはじめとした社内体制の拡充に努めています。
 現在、イタリアメーカーとの間で全自動採血管準備装置の代理店契約を締結するなど、販売網の確立に努めています。また、血液ガス分析装置(ハンディ型を含む)の販売においても、欧州及びアジア諸国の企業と代理店契約を結び、国際的な拡販体制の確立に努めています。

5. 今後の課題と施策

① 継続的な市場創出型新製品の上市←研究開発の選択と集中
② 医療現場におけるRFID活用領域の拡大
③ ヘルスケア事業の飛躍的拡大
④ 国内ROBO更新需要の確実な捕捉
⑤ 輸出売上の拡大


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